離れていても隣にいるかのように - Work Better More Naturally
Together in spirit, though miles apart.
こんにちは、次世代のバーチャルオフィスを開発しているTeracy(テラシー)です。
最近、Teracyでは新機能「LiveStatus」をリリースしました。
この機能は特別新しく、画期的な体験を追加したわけではありません。オフィスで働く上で当たり前だった、同じ場所で働いている仲間と状態や状況を共有できるようになります。”LiveStatus”は仲間と共に、より自然な状態で働くために必要な体験なのです。
同じ場所で自然に過ごす
私たちは多くの場合、移動の時間やお金、場所の購入や借りるコストを支払いながら、仲間と過ごせる場所を作っています。それは仕事だけなく、家族で暮らしていくことも同様です。集まるための一定のコストを払ってでも、集まる価値があるから人は同じ場所で時間を共にします。
オフィスに集まって仲間と共に仕事をするとき、土日にカフェで一緒に作業をするとき、
誰も自分がそこで何をしているのかを共有していませんが、自分がざっくり何をしている状況なのかは仲間に伝わっています。そしてそれらを互いに知ることは、あらゆる側面において自分と仲間に安心感を形成します。
オフィスにあって、リモートワークにないもの
仮にオフィスが個室しかないものであればどうでしょうか。1日過ごす中で、自分が何をしているのかは誰にも伝わりません。また仲間が何をしているのかを自分が知ることはできません。私たちはすごく違和感を感じるでしょう。
そのような状況であれば、別にオフィスにいく必要がないと感じませんか?
それならばリモートワークで良いと。
この結論こそが、「リモートワークの現在地」ではないでしょうか。
今の世界では、仲間が何をしているのか、どんな状態なのか。を知るためにはオフラインの同じ場所で過ごす以外に最適解が見つかっていません。
多くの時間や高いコストを支払ってでも、そうすることが最も早く、最も確実な方法なのでしょう。
実際に私たちも今まではそう感じていました。
離れていても隣にいるかのように
Teracyは常に生活の中に溶け込むようなソフトウェアを目指してきました。
人間らしく、自然で、必要以上に意識を奪わない
自分たちがプロダクトを創る上で大事にしている哲学です。
そこで私たちは、仲間と離れた状況におけるコミュニケーションの在り方について、問い直してみることにしました。
リモートによって得た事は何か。
オフィスでの出社と比べて失われたものは何なのか。
ユーザーは何を望み、何を望まないのか。
あらゆる観点からチームで働く中で何が重要なのかを根本的に考え直す時間をとりました。
結果、
仲間とSyncしながら働いて、より良い仕事をする
のには現状のリモートワークはかなり難しい状況であると認識しました。
チャットツール(ドキュメントを含む)の膨大なテキストによるコミュニケーションコスト
オフィスの様に繋ぎ続けるとストレスがかかり過ぎる音声ツール
突発的な通知が届くプッシュ型の電話やメンション
あらゆるツールのあらゆる要素が、理想のリモートコミュニケーションにおいて違和感がある状態で、無理に運用しているのが現在の世界です。
離れていることで、何をしてるのかがわからず不安であるが故に、本当の仕事よりもそのプロセスの可視化や共有に多くの無駄な時間を使ってしまっていました。
その中でTeracyは、離れている仲間とSyncするためのベストプラクティスを模索し続けてきました。
LiveStatusで、自動で状態を共有する
離れていても隣にいるかのように、仲間が何をしてるかがわかる。
それを今までよりも速くもっと自然に。
VS Codeで開発していると…
Slackを使っていると…
自分が何をしてるのかを、自分で書き込まなくても仲間はそれを知ることができます。今まで多くのバーチャルオフィスサービスは、手動で書き込む形式であることが一般的でした。しかし、書き込むコストに対して得られるベネフィットが小さすぎることから、すぐに形骸化し、一部の人しか続けることができませんでした。
そこで私たちは、「仲間と共に自然に生きること」「常にリアルタイムで生の情報が届くこと」を実現するために、デバイス情報を活用し自動化することで状態共有のコストを0にし、チームにスピードと安心感を創る仕組みを整えました。
"LiveStatus"は今後のリリースしていくあらゆる体験の土台です。この機能の最も重要な役割は、本来オフィスでは必要のなかった無駄な努力や不安をなくし、必要なことに意識を集中し時間を使えるようにすることです。
忙しい毎日に少しの余白を
いつの時代も、どんな生物も、生きる上で向き合い続けなければいけないことは、時間の有限性についてだと思っています。
限られた時間の中で、誰と過ごしどう生きるのか。
スタートアップであれば、自分たちに残された時間を使って世界をどう変えるのか。
ユーザーに何を提供し、どんなより良い未来を創るのか。
仲間と集まることは、より短い期間でより大きな影響を社会に与えるためではないでしょうか。
金銭的なコストの観点も、最終的な議論の着地点は時間です。
時間は何もしてなくても息を吸って、吐いてを繰り返してる間に無くなっています。
お金を使って買っているものの多くもモノではなく時間でしょう。
特に、今これを読んでくれている方の多くは、「仕事=自分が社会に対してどんなポジティブな影響を与えるのか」という状態なのではないでしょうか。
働く時間をより良くすることは、世界を変えていくことなのではないでしょうか。
Work Better More Naturally - 離れていても隣にいるかのように
本当に不必要な努力をなくし、あなたの人生(仕事)に少しの余白を創る。
"LiveStatus"を通して、少しの時間と安心が生まれたらいいなと思っています。
たまには一息ついて、ただのコーヒーを仲間と一緒に飲んでください。
最高においしいです。
Chiharu Asano
Co-founder & CPO
From new grad to HR SaaS PM, founded witties as CEO. Now Co-founder & CPO, driving Teracy's product strategy."