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[Why I Joined Teracy] ぼくが孤立から救われた夜、Teracyという灯り
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2025/10/08
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午前2時。部屋の明かりは、PCモニターの青い光だけでした。
キーボードを叩く音だけが響く静寂の中、僕は一人、出口のない迷路をさまよっているような感覚に陥っていました。
これは、僕が「Teracy」という一つの灯りを見つけ、そこにジョインするまでの物語です。
点在する光と、届かない熱
僕は23歳。大学を卒業し、大学院は今、休学しています。
そして、2024年、J‑StarXのプログラムでスタンフォード大学を訪れ、事業の立ち上げを学び、そこから2025年の夏まで、僕はたった一人で事業を立ち上げようとしていました。
しかし、手元にあるのは、小さな前進からくる喜びと、それに負けないくらいの孤独。その両方でした。
2025年の夏まで、僕はたった一人で事業を立ち上げようとしていました。
挑戦している仲間が周りにいなかったわけではありません。
SNSを開けば、起業しようと走っている人、
難関の大学院を目指して命を削っている人の姿が目に入ります。
夜空に輝く星のように、彼らもまた、それぞれの場所で光を放っていました。
ただ、僕は孤立していた。

この頃寝転んで撮った夜空の写真
確かに彼らの頑張っている姿は見えていた。
だが、彼らの「熱」は僕には届いていなかった。
彼らが今、どんな表情でPCに向かっているのか。
どれほどの葛藤を抱え、それでも歯を食いしばって前に進んでいるのか。
その息づかいも、心の揺れも、僕のいるこの部屋までは届いてこない。
すぐそこにいるはずなのに、その存在に触れることができない。
まるで、分厚いガラス越しに遠い街の夜景を眺めているような感覚。
これが僕の感じていた「孤立」の正体だったんだと思います。
「迷惑じゃないかな」
彼らの熱を知ろうとするたび、
声をかけようとするたびに、僕は見えない壁に阻まれました。
誰かに相談する、という行為自体が、鉛のように重かったのです。
もともと対人でのコミュニケーションがそこまで得意じゃない僕で、
経験者に話を聞きに行っても、次に繋がらない。
SNSのDMを一本送るのに、書いては消してを繰り返し、時間が過ぎていく。
「今、忙しいだろうか」
「こんな初歩的な質問、迷惑じゃないだろうか」
「この問題に悩むならこれは僕にとって壁で、自分がうまく解決したら良いんじゃないのか。」
モニターの上で点滅するカーソルが、僕の迷いを映しているようでした。
気遣いという名のその壁は、あまりにも冷たく、高く、助けを求める声を凍りつかせるのです。
暗闇の中に見つけた、灯りのともる窓
そんな時でした。Teracyに出会ったのは。
それは、真っ暗な道を歩いている時に、ふと見つけた、
一軒家の窓の灯りのような感覚でした。
理屈は驚くほどシンプルです。
そこに、ただ、いる。
それが全てでした。

当時、初めてTeracyのChiharuさんと会話した時の写真
その灯りのともる場所で僕が感じたのは、
単なる「存在」ではありませんでした。
そこでは、誰が、どれくらいの熱量で今この瞬間に向かっているのか。
その頑張りが、リアルタイムで伝わってくるのです。
今まで遠い夜空の星だった彼らの光が、確かな「熱」となって僕に届く。
その人のしんどさも、リアルな息づかいも。
そして同時に、僕自身の熱もまた、誰かに届いているのかもしれない。
何かを成し遂げようとする時、人一倍の結果を出そうとする時、
「ひとり」は避けられない。
一人で集中し、深く潜る時間は絶対に必要です。
でも、そこにあるべきなのは、他者から切り離された「孤立」ではない。
Teracyは、僕を冷たい「孤立」から救い出し、
温かい「ひとり」を許してくれる場所でした。
ただそこにいるだけで、存在しているだけで、僕らは繋がれる。
僕を縛りつけていた、あの分厚く冷たい壁が、音を立てて崩れていくのを感じました。
これだ、と心から思ったのです。
僕がここにいる理由
この感動を、僕と同じように感じているはずの誰かに届けたい。
そう強く思いました。
何かを受け取った時、同じように感じる人がこの世の中には絶対にいる。
まだその温かさに気づいていない人、解決策を知らない人がいるはずだ、と。
僕が時間を使えば、この感覚を伝え、広げ、深めることができる。
そう確信しました。
もちろん、彼らTeracyチームにジョインし、広めていく活動ができるなら
一番早く、そして完璧に広げることができるだろう。
ただ、もしTeracyチームに入れなかったとしてもいい。
Teracyを使い、ここで誰かを助けたり、熱量を与えたり、SNSで人を呼び込んだりすることで、かつての僕のような人たちに「新しいひとりの形」を届けよう。そう考えていた。
そんな時、Xを見ていたら、Teracyのデザイナー募集の投稿が目に飛び込んできたのです。

見た瞬間、僕は創業者であるEmoさんに気づいたらDMを送っていました。
「デザイナー経験はありません。でも、僕は昔、リール投稿をしていた過去も、イラストを販売していた過去もあります。英語も、、、、」 ありったけの経験を引っ張り出してアピールし、なんとか翌日の面接にこぎつけました。
「Figmaの経験があれば、作品を持ってきてほしい」
そう言われた時、血の気が引きました。
使ったことなど一度もなかったからです。
デザインを作ってから開発するなんて、やったことがない。
いつもコードから書き始める人間でした。
でも、同時に心が燃え上がりました。
「これは、アピールチャンスだ」と。
DMを受け取ったのは夜10時頃。そこから朝の5時まで、僕は夢中でFigmaを勉強し、自分にできる最大限のものを創り上げました。
結局、面接では話が盛り上がって、
その作品を見せる機会はありませんでした。
けれど、僕の熱意は、確かに彼に伝わったのだと思います。

夜に作った自己PRのためのFigma
これを読んでいるあなたへ
人が根源的に抱える「孤立」という悲しみを、
Teracyは新しい、そして発展的な形で解決してくれる。
僕はそう信じています。
23歳の若さなら、このサービスに人生の一部を投じる価値が絶対にある。
そう判断して、僕は今ここにいます。ここで仲間と働く楽しさも知りました。
もし、あなたが、
「一緒に頑張りたいけど、誰もいない」
「誰かと熱量を感じながら進みたい」
「熱量じゃなくていいから、誰かの温かみを感じたい」
そう思っているなら、ぜひ一度、Teracyの世界に入ってきてください。
僕らはいつでも、あなたを支える準備ができているので。
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